●地域住民がまちづくりをコントロールできる制度つくり
「景観まちづくり条例」をつくり、市民との話し合いにより地区計画を推進します。
●国立発の地球温暖化対策への取り組み
深刻な温暖化の現実は、じわじわと私たちの身近なところで実感されるようになってきました。国まかせ、行政まかせでは解決できないのが温暖化対策です。
市民一人ひとりに自覚をもって取り組んでもらうために、まず庁内あげての意識改革を図ります。次に市民の皆さんに具体的な、日常でもできる抑止生活・省エネ生活のための“エコアップ・マニュアル”を配布し、温室効果ガスの削減達成率を都内トップレベルに目標を定めます。
●有機農法の奨励と合わせた地産地消の推進
地産地消の推進は上原政権時にスタートし、今では国立産の地場野菜を市内の各地で販売する試みが市民にも喜ばれています。これをさらにすすめ、生ごみや落ち葉を使ったたい肥づくりなどで、国立ブランドの有機野菜、減農薬野菜として市民の食卓にのぼる一品としてもらうほか、学校給食にも活かし、子どもたちに「安全でおいしい国立」を味わってもらい、食育と環境学習に役立てます。
●ごみ問題への取り組みとリサイクル推進
国立市は多摩地域でもごみの分別回収は上位に位置づけられるほど優良なまちとして知られていますが、今後はレジ袋の有料化や一般可燃ごみの有料化などが急速に進む流れとなっています。できるだけ市民生活に負担のない方法でリデュース、リユース、リサイクルの取り組みを促進します。
●緑地を守り育てる環境育成型の市民参加を
緑の木々はそれだけで夏の暑さを和らげてくれます。“さくら守”の活動は、市民参加型の環境保全活動として、教育や文化的側面からも市民に認知されています。こうした活動に様々な世代に地域活動の初めの一歩として関わっていただき、ママ下湧水公園や昨年環境省の「疏水百選」にも選ばれた府中用水やハケの自然を守り、未来に伝える水と緑の政策につなげてゆきます。交差点の隅切りを行い、植樹をして交通安全緑地帯の設置を検討します。
●市の公共施設の省エネ化とエコアップをさらに進めます。
現在、市民の協力による雨水貯留タンクが市庁舎入口に設置されています。屋根に降る雨水をそのまま下水に流してしまうのでなく、こうして溜めることで中水を洗車や庭木の水やりに使うなど、雨水利用は先進欧米諸国に比べ日本は大きく立ち遅れています。まず市庁舎の雨水利用や太陽電池パネルの設置を進め、他の公共施設にも広げてゆく事で環境先進自治体のトップランナーをめざします。
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