関口ひろしとみんなの広場
国立市の現状

 日本で最初の住民発意による「文教地区の指定」、昨年大学通りが授賞した「まち並み大賞」、最高裁も認めた景観利益、農水省の「疎水百選」に選ばれた府中用水など。国立の歴史は、市民によるまちづくりの歴史であったともいえます。しかし、佐伯市政下の規制緩和により、駅前には高いビルが建てられてしまいました。「赤い三角屋根」の名で親しまれた駅舎は取り壊されてしまいました。一方、南部地域には、水と緑が広がっていますが、開発の波も押し寄せています。

 これからのまちづくりをどうするか、国立市は今、大きな転換期を迎えています。

これからの課題
 駅舎を中心としたまちづくりをどう進めるかという課題とともに、国立市のもうひとつの財産である南部地域と融合した未来図を描くことが求められています。その二つがひとつになってはじめて、国立市は周辺のまちにはない個性が生まれるものと思います。また、駅周辺を活用して南部地域の農産物の販売をするなど、物の交流によって人が行き交い、訪れる人が駅周辺で買い物を楽しみ、大学通りから桜通りを散策し、谷保や矢川の自然にも親しむ「まちあそび」ができる、そんな新しい価値を生み出すこともできます。
関口ひろしの施策

●駅舎を復原し国立駅前を市民の広場に

赤い三角屋根の駅舎は国立の“顔”であり、国立を愛するみんなの心のランドマークです。また大学通り、円形公園、富士見通り、旭通りと一体となって80年の国立の歴史の原風景として、まちの景観に欠かせない財産です。その国立にしかない財産を未来にむけて、市民のみなさんと知恵を出し合ってどう活かし続けていくか、私の基本的な方針を提案いたします。

  1. “未来”にむけて駅舎を復原します。
    三角屋根をスライスし、新駅に貼付けたり、コンクリートなどのレプリカで残すのではなく、駅舎をまちの歴史のしずかな語り部として、そのままの姿で未来に伝えます。
  2. “未来”にわたって駅舎を活用します。
    復原すれば、保存すれば、それでいいということではまったくありません。未来にわたって活用していかなくては、何の意味もありません。
    駅舎を国立にふさわしい公共施設として、みんなが活用できる文化の拠点・発信基地とします。
  3. 駅舎を“核”とした駅周辺まちづくりを進めます。
    駅舎を、駅周辺(JR駅・高架下・駅前広場)と一体のものとして商業発展に活かし、市民参加で大学町として生まれた国立の“歴史”と“個性”を活かしたまちづくりを進めます。  

●くにたちにふさわしい「景観まちづくり条例」の制定

くにたちの景観を活かしたまちづくりを進めるために、「景観まちづくり条例」の制定をめざします。

●災害に強く住みやすいまちへ

住宅が密集し、消防車が入りにくい地域があります。地域の住民のみなさんの意志を尊重しながら話し合いを重ね、災害に強く住みやすく暮らしやすいまちづくりを進めます。
また、車いすでも買い物のしやすい商店街の歩道など、だれもが快適に歩くことのできる道づくりを進めます。

●環境にも配慮した「自転車のにあうまちづくり構想」の策定

国立の3つの駅を中心に大量に放置される自転車。単に放置自転車を閉め出すのではなく、脱クルマ社会の視点から「自転車のにあうまちづくり構想の策定に着手します。

●もっと豊かな南部地区へ

南部地域の豊かな緑と土、水、風を活かしながら、重点的にさらに暮らしやすいまちをつくりだすことにより、国立のまち全体がより豊かになっていきます。そのため、自然環境にあった土地区画整理事業のあり方の検討や緑の基本計画などに位置づけられたまちづくりの実現に向けて、地域住民を中心にして市民全体で考えます。

●有機農業の奨励

有機農業推進法に基づき人と環境にやさしい有機農業を推奨し、地域発の地球温暖化対策としても、緑の保全に努めます。

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