●駅舎を復原し国立駅前を市民の広場に
赤い三角屋根の駅舎は国立の“顔”であり、国立を愛するみんなの心のランドマークです。また大学通り、円形公園、富士見通り、旭通りと一体となって80年の国立の歴史の原風景として、まちの景観に欠かせない財産です。その国立にしかない財産を未来にむけて、市民のみなさんと知恵を出し合ってどう活かし続けていくか、私の基本的な方針を提案いたします。
- “未来”にむけて駅舎を復原します。
三角屋根をスライスし、新駅に貼付けたり、コンクリートなどのレプリカで残すのではなく、駅舎をまちの歴史のしずかな語り部として、そのままの姿で未来に伝えます。
- “未来”にわたって駅舎を活用します。
復原すれば、保存すれば、それでいいということではまったくありません。未来にわたって活用していかなくては、何の意味もありません。
駅舎を国立にふさわしい公共施設として、みんなが活用できる文化の拠点・発信基地とします。
- 駅舎を“核”とした駅周辺まちづくりを進めます。
駅舎を、駅周辺(JR駅・高架下・駅前広場)と一体のものとして商業発展に活かし、市民参加で大学町として生まれた国立の“歴史”と“個性”を活かしたまちづくりを進めます。
●くにたちにふさわしい「景観まちづくり条例」の制定
くにたちの景観を活かしたまちづくりを進めるために、「景観まちづくり条例」の制定をめざします。
●災害に強く住みやすいまちへ
住宅が密集し、消防車が入りにくい地域があります。地域の住民のみなさんの意志を尊重しながら話し合いを重ね、災害に強く住みやすく暮らしやすいまちづくりを進めます。
また、車いすでも買い物のしやすい商店街の歩道など、だれもが快適に歩くことのできる道づくりを進めます。
●環境にも配慮した「自転車のにあうまちづくり構想」の策定
国立の3つの駅を中心に大量に放置される自転車。単に放置自転車を閉め出すのではなく、脱クルマ社会の視点から「自転車のにあうまちづくり構想の策定に着手します。
●もっと豊かな南部地区へ
南部地域の豊かな緑と土、水、風を活かしながら、重点的にさらに暮らしやすいまちをつくりだすことにより、国立のまち全体がより豊かになっていきます。そのため、自然環境にあった土地区画整理事業のあり方の検討や緑の基本計画などに位置づけられたまちづくりの実現に向けて、地域住民を中心にして市民全体で考えます。
●有機農業の奨励
有機農業推進法に基づき人と環境にやさしい有機農業を推奨し、地域発の地球温暖化対策としても、緑の保全に努めます。
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